指示を出せるようになるたいゴールキーパーへ。何から始めるべきか【味方が助かる指示を出そう】




こんにちは。楠本晃義です。

前回、
「なんでもいいから声を出せ!」では声はでるようにならない
ということで、5つのポイントをお伝えしました。

今回はその続編です。

まずは、これをみてください。

指示を出せるようになるためには、経験しかないです。
多くの人は、「この場面では〇〇と指示をだした方がいい」という答えを欲しがります。
でも、試合においては同じ状況は二度と起きません。
だから、たとえ答えを教えたとしても、その答えは意味がないんです。

指示を出せるようになりたいけど、どうしたらいいか分からないあなたへ。
僕の経験から、指示の出せるゴールキーパーになるための情報をお伝えします。

指示を出せるようになりたいあなたへ。何から始めるべきか

結論は「観察し、状況を理解する」ことからだと思います。

「〇〇」かもしれない。が大切

天気予報は見たことありますよね。
では、なぜ天気予報を見るんですか?

今日は雨が降るのかな?
風は強いかな?
台風はどうなったかな?

その時々で理由は違うかもしれませんが、
要するに天気予報を見ることで、
あなたが次どういう行動を起こすか決めているんですよね。

例えば、
傘を準備したり、カッパを準備したり、
旅行の予定を考えたりと…。

天気予報で説明しましたが、

これをサッカーに置き換えると、
今起こっている状況を観て、
この先どんなことが起こりそうか予測すること。
と同じことですよね。

タイトルにある「○○」には
「雨が降る」
「シュートがくる」
「スルーパス」がくる
などといったことが入ります。

では、これをタイトルに入れると
「シュートが来る」かもしれない。
となります。

ゴールキーパーは

1)状況を観察
2)状況を理解
3)次を予測する

ことが大切になります。

身近の人に教えてあげる

ここまでで、次に起こるべきことが予測ができました。
そうしたら次のステップは、
その情報を仲間に教えてあげることです。

天気予報を見て、午後からの降水確率が80%だった場合、
あなたは午後からは雨が降ると予想します。
そして、その情報を家族に教えてあげる。

まさに、この過程と同じです。

仮に子どもが、傘も持たないで家を出て行こうとしたら、
「今日は午後の降水確率は80%だよ」と教えてあげますよね。

まぁ、こんな言い方はしないかもしれませんが。

やってもらうから、やらせる

これは、伝え方の話になります。
前回の何を伝えるか。という話をしましたが、
そこからもう一歩進んで、

どのように伝えるか。

ということで説明します。

今日は台風で、雨風が強い日だったとします。
そんなときに、子どもがビニール傘を片手に出かけようとしたら、
あなたはなんて声をかけますか。

僕だったら、
「今日は台風だから、傘は飛ばされちゃうから、かっぱにしないさい。」
と言うと思います。

先ほどの、降水確率80%だけなら、
傘でもカッパでも、どちらでもいい場合は、
「今日は午後の降水確率は80%だよ」といって
本人に判断してもらったわけですが、

今回は、
「カッパにしなさい」と指示しています。

サッカーでは、
ゴールからまだ遠くて危険度が低い場合は、
前者の「情報を教えること」=コーチング

ゴールに近く危険度が高い場合は、
後者の「やらせる」=指示

になります。

少しだけ具体的に言うなら、

コーチングの場合は、
「〇〇(名前)、右に相手がいるぞ!」

指示の場合は、
「〇〇(名前)、右の選手をマークしろ!」

みたいになります。

伝えたいことが周りと違っていてもいい

人は周りの人と同じことをやっていると安心します。
でも、ゴールキーパーは周りの人と同じことをやらなくてもいいと思います。

その絵は本当に夕日ですか

11人で展示場に行き、ある有名な画家が描いた絵をみんなで見ました。

それを見た数人が「この夕日の絵は綺麗だな」と言いました。
そうすると、他の人も「確かにこの夕日綺麗だ」と言いました。

でも、本当にその絵は夕日なのか。

もしかしたら、グループの中には『朝日じゃないのかな』と思った人がいたかもしれない。
でも、みんなは夕日って言うし、なんか言われるの嫌だから夕日でいいや。
みたいな経験ありませんか。

なぜか人は、みんなと同じ意見にしたがります。
別に違う意見でもいいのに。

今回の絵の話だって、
見る角度やそのときの心境で、見え方が変わるかもしれないじゃないですか。

そもそも、ゴールキーパーとフィールドプレーヤでは、
全く見え方が違います。

だから、ゴールキーパーの声には大きな意味を持つんです。

仲間が見えていないからこそ、価値がある

人は知らない情報に価値を感じたりします。
それは、サッカーでも同じです。

フィールドプレーヤーの選手は、
ボール中心に守備をします。

だから、どうしても死角(見えないところ)が出てしまいます。
そんなときに、
「○○(名前)。後ろに相手がいるぞ。」や
「○○(名前)。右から相手が来てるぞ」みたいなことを
教えてあげると味方選手はとても助かります。

そして、その情報を伝えたことで、
フィールドプレーヤーが相手に気づいてポジションを変え、
相手のパスをカットできたとしたら、
それは、ナイスゴールキーパーになります。

仲間が気づいていない情報を伝えてあげること。

例えば、相手の頭にホコリがついていて、
それを、誰も教えてあげなければ
本人は気づかないままです。

それを、あなたがホコリがついていることを
教えてあげたら、「ありがとう」となりますよね。

そうやって、
ゴールキーパーは仲間が見えていない情報を伝えていくのです。

ゴールキーパーはその選手を称賛します。

そうやって、仲間との信頼関係を築いていくと
チームに頼られるゴールキーパーになるのです。

僕は誰でも言えることしか言ってなかった

とは言っても、そんな簡単にできることではないんです。

僕は今だからこそ、多くの経験からある程度、
次に起こることが予測できるので、
危険度の高いところに声を変えることはできます。

でも、昔は全くできませんでした。

声を出せたとしても、それは、
「切り替えろ!」や「ドンマイドンマイ」
「声出そう!」や「集中〜」

みたいな
誰でも出せる声しか出せていませんでした。

そう言った声もダメじゃないと思うんです。
味方がミスして下を向いていたり、
疲れて集中力が落ちていたりするときには
むしろ必要です。

でも、
それだけではいけないというのは、
ここまで読んできてくれたあなたなら分かりますよね。

ではなぜ、僕が声を出せなかったのかというと、
それはボールに集中していたからです。

集中していた??いいことじゃないですか??

確かに、集中していることはいいことです。
ただ、みんながボールに集中していて、
周りを観ることをしなければどうなりますか。

何となく、想像がつきますよね。
きっとゴールは守れないと思います。

味方が助かる指示を出そう

勘違いしてはいけないので、
もう一度いうと、最終的にはボールを注視して、
それに対して集中しなければいけません。

シュートをうたれるとき。パスを出されるとき。
クロスをあげられるとき。などは
ボールを見ていなければ、必ず次の判断やプレーに影響します。

だから、ボールを注視することはとても大切です。

ではいつ、
試合状況を観察して、その状況を理解し、予測を立てるのか。

それは、相手がボールにプレーできないとき。
また、相手が前方にプレーすることができないときになります。

これだけではないですが、例をあげるなら、
AさんからBさんへのパスの移動中や
相手が攻めるゴールに対して背を向けているときになります。

そう言った状況であれば、
その瞬間はシュートを打たれたり、
パスを出される心配はないですからね。

このタイミングを逃さず、情報を頭に入れるんです。
そして、味方がボールに注視して、背後の相手選手に気づいていなかったとしたら、
それをその味方に教えてあげるんです。

そして、そのコーチングを聞いた味方選手が
ポジショニングを変え、パスをカットしたら
ゴールキーパーはその選手を称賛します。

そうすることで、仲間との信頼関係が築けていき、
チームに頼られるゴールキーパーになるのです。

最後に

これらが、
ゴールキーパーの指示が試合中では51%以上を占めます。

では残りの49%以下は、
ゴール前で味方をリードしていくための指示や
危険を未然に防ぐためのリスクマネジメント、
そして、仲間のメンタルに働きかける叱咤激励です。

えっ!!まだ、こんなにあるのと思ったかもしれませんね。

はい。まだまだあります。
でも、安心してください。
プロの選手だって初めからできていたわけじゃないんですから。

今回話した内容を理解し、毎日のトレーニングで実践していくこと。
そして、普段の生活でも意識していくことでチームを助ける声を出せるようになります。

そうすることで、あなた自身のプレーのパフォーマンスも上がります。

いいことづくしですね!

仲間を助ける指示を出せるように頑張りましょう!!




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